源氏物語 1 桐壺 (愛蔵版コミックス)/源氏物語 2 帚木 (愛蔵版コミックス)

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「男性向けの源氏物語」という評価を以前目にしたことがありますが、納得がいきますね。
作者が江川さんなので、褥の描写が濃いです。(笑)
それでもエロスだけではなく、ちゃんと平安の描写がなされているのが素晴らしい。
原文と江川さんの対訳がまた面白い。


でも多分もう読まない……。
江川さんがどうのというわけじゃなくて、源氏物語が好きじゃないから。
私の光源氏に対する感想は、川原泉氏の『笑う大天使』にあった「増殖ワラジムシ」なのです。(笑)
女の敵、男の敵。だと思うのだけど。
アレだけ四方八方に手を出して、藤壺の宮への切ない恋心に胸を焦がす……なんて言われても、感銘を受けるなんて出来ないわけで。
いや、まあそういう時代であったのでしょうけれど。
もう生理的にこういう男性は受け付けません。
――なんて俗的な読み方をする私が間違ってるのかな?