学校週5日制見直し案明記へ

 政府の教育再生会議野依良治座長)がまとめた第1次報告最終案に、今後の検討課題として「週5日制の見直し」が盛り込まれていることが18日明らかになった。

 再生会議が目指す「ゆとり教育の見直し」や「授業時間数の10%増加」の具体策として挙げたもので、実現すれば約15年ぶりの政策転換となる。同会議は最終案を19日の合同分科会で議論した後、24日の総会で正式決定して安倍首相に提出する。

 週5日制は92年から月1回、95年から月2回と段階的に試行され、2002年度に公立学校で完全実施された。子供が家庭や地域で過ごす時間を増やし、考える力や生きる力をはぐくむのが目的だったが、授業時間が削減されたことで、学力低下の一因とも批判されてきた。 

最終更新:1月19日8時46分

>>Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 学校週5日制見直し、報告案で明記へ…教育再生会議

現場や親からしたら「振り回さないで」という感じじゃないですか?
そもそも「ゆとり教育」というのが一体なんだったのかと思うのですが。
小学生なのに放課後の補習なんかが出てきたりして、そうすると帰宅時間も遅くなるし暗くなると親は心配するし子供も帰宅後に遊びに行けないし。
塾に通わないと授業についていけなし、そもそも私の頃は「今日塾なの〜」なんて言ってるコはちょっと裕福な家庭のコばかりで「オシャレだなぁ」なんて羨ましかったものですが、今は塾のひとつやふたつは当たり前で、逆に「うちは塾に行っていない」と言うと他の子供から「なんで〜!?」なんてビックリされちゃうのですが、この状況もどうなのかと。
ちなみにうちは小5の娘は1年生のときから学研教室に通っています。
1年生の1学期から「おのこり*1」で、親が大変に危機感を抱いたため。(笑)
中1の息子は塾には行っていません、養護学校で先生が一人一人にあった対応をしてくださるので。
前述の「なんで〜!?」は、息子が小学生のときに通常学級の同級生に言われた言葉です。
今はそういう時代なのかと驚きました。


で、土曜日登校復活になるわけですか?
うち的にはしんどいなぁ。
親が土日祝日休みなので、土曜日の朝方から遊びに行ったりすることがよくあるし。
あくまでも我が家的には、です。
土曜日もお仕事のある親御さんなんかは別だよね。


学力低下……これはゆとり教育ばかりが原因とは思えませんが。
時代の変化による環境の違いなんかも考えに入れないといけないと思うのですが……。


うちの子なんかは、ゲームっ子なわけです。
これね、弊害があるんだよね、最近まで気付かなかったけど。
娘さんがお人形遊びとか着せ替え遊びとか出来ないのですよ。
自分でストーリーを作れないのね。
ゲームだとストーリーが全部用意されていて、それを倣っていくだけだから、想像力が全然鍛えられないのね。
私なんかは中学生になっても着せ替えごっこが大好きだったし、自分でストーリーを作るから何時間でも没頭していたし。
「もう卒業しなさい」と捨てられたときは本当に悲しかった…というのは置いといて。(笑)
想像力の低下というのは考える機会がそれだけ減るということで、そういうのが学力低下に繋がるのもあると思うのね、それだけが全部じゃないけど。
そういう環境の変化も視野に入れないと、ゆとり教育を見直したからといって学力が復活するわけでもないと思う。

*1:補習