敬語5分類へ「美化語」新設

 敬語の見直しについて検討していた文化審議会国語分科会の敬語小委員会は2日、「尊敬」「謙譲」「丁寧」の3つに分類されている敬語を5分類に改める指針案をまとめ、了承した。新たに謙譲語を2分類し、「お料理」など上品さを表すための言葉を「美化語」として丁寧語と区別した。

 敬語の性質を厳密に分類することで、誤用や混乱を防ぐのが狙い。

 指針案では、「お酒」「お料理」など聞き手に上品な印象を与える表現を「美化語」として独立した敬語の種類とした。これまでは「です」「ます」などを文末につけることで丁寧さを添える「丁寧語」の一種とされてきた。

 ただし、「お導き」「お名前」などの「お」はこれまで通り尊敬語、「お手紙」の「お」も「先生からお手紙をいただく」なら尊敬語、「先生にお手紙を出す」なら謙譲語となる。

 また、謙譲語も(1)「申し上げる」「お目にかかる」など自分がへりくだることで動作の対象となる相手への敬意を表す「謙譲語I」(2)「私は海外に参ります」の「参る」や「いたす」「小社」のように自分の動作などを丁重に表現する「謙譲語II(丁重語)」―と2分類した。

 敬語小委はこの案に修正を加え、親部会である国語分科会総会に報告。来年2月に文化審議会から答申される。

(産経新聞) - 10月3日8時0分更新

Yahoo!ニュース - 産経新聞 - 敬語5分類へ 文化審小委 「お料理」「御祝儀」美化語

余計に混乱するわ。
ただでさえ難しいといわれる日本語、更に難解化を図ってどうする。
ナントカ語なんて名称は日常ではあまり使わないけれど、学校で習う子供たちが可哀想。
子供に訊かれて答えなきゃならない親の身にもなってください。(^^;)

それよりも

会計するときの「○○○円からでよろしかったですか」、注文するときの「○○○でよろしかったですか」……これは何とかしなくてよろしかったですか。(笑)
何故過去形になるのさ。
未だに言われるたびに首を傾げたくなります。
方言とかならまだしも、全国的に拡がってきてるでしょ。

そういえば

「○○○円からでよろしかったですか」は「から」も変だ。
「○○○円でよろしいですか」で充分。
というか、私がバイトしていた頃は「○○○円お預かりします」だった。
細かいのがあれば「細かいお金あります」とお客さんが言うし。
敬語がおかしくなってきたのは無駄に飾り立てようとするからじゃない?
妙な日本語を創り出すくらいなら、とりあえず語尾に「です」「ます」を付けておきましょ。(笑)