健常者が車いすマーク 苦情増

 健常者が車に「車椅子マーク」を付けて障害者用駐車場に止めている、との苦情が増え、マークの権利を持つ日本障害者リハビリテーション協会(東京)が、製造業者に注意書きを要請。商品に添付されるようになった。しかし苦情は一向に減らず、同協会は「本当に困っている人たちのために、どうか悪用しないで」と訴えている。【扇沢秀明】
(後略)


<車椅子マーク>駐車場に健常者 苦情急増

これね、うちも当事者なので、腹の立つ問題でしてね。
車椅子を載せていて、車椅子利用者の家族を載せていて、車椅子マークを貼っているのに、入り口から遠いところに停めざるを得なかったりね。
それでもうちは、本人も車椅子利用ではあるけれど元気だし、介助するこちらもまだ足腰が弱っているとかではないので、もっと必要とされる方がいればもちろんお譲りしますけれども。
明らかに違うよね?みたいな人がヘラヘラとそこを使っていると、ちょっと撃ち抜きたくなります。(笑)


でも実際難しいんだよねぇ。

警備員の男性は「正直、障害者用区画の利用者で『そうかなあ』と思う人は少なくないが、聞くわけにもいかない」と肩をすくめた。

うちなんかは車椅子ユーザーなので見た目からして障害者ですが、たとえば心臓に疾患を抱えた方とかね、見た目は元気でもあまり長距離を歩けない方とかいらっしゃるので。

購入時に障害者手帳の提示を求めることも検討されたが「高齢で足腰が弱った人など、必ずしもすべての障害者が手帳を持っているわけではない」と見送られた。

そう、これも難しい。
手帳が発行されない障害って結構あるんだよね。
行基準の見直しが必要だと思うんだけど、しないのかな。


ええと、いわゆる車椅子マーク。
そんなわけでうちは付けていますが、当然車椅子ユーザーの息子を乗せていない時もあるわけで、そういう時は当然車椅子マークの駐車スペースには停めません。
え、だって普通でしょ?

子どもを連れた女性は「足の悪いおばあさんがいる。今は乗せてないけど」と言って、車で走り去った。

だから居ても乗せてなかったらダメなんだって。
でも実際「送り届けてきたところです、だから今は居ません」ってことはあるけれど。
息子を学校に送り届けて出てきたら警察がうちの車をチェックしていた、なんてことがありました。
手帳を見せろと言われても、用もないのに持ち歩いていなかったし。*1
きちんとした機関から発行された駐禁解除の許可証を見せても分からなかったから、不勉強なお巡りさんだったわけですが。


( ゚д゚)ポカーン

うち1台は若い女性の2人組。「(車椅子マークは)おしゃれで付けてます。ごめんなさーい」と笑って、店内に駆け込んだ。

オサレですか?

*1:それ以降は持ち歩くことにしています。こんなこともあるんだね、と。