お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい

お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい

お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい

ページを開き、字を追う度に涙が溢れ、先に進めません。
読みたいけれど読めません。
いろんな人に読んでもらいたいな。
他の誰かに読んでもらうために、今は手放します。
またいずれきっと読みたい。多分、読まなきゃいけない本なんだと思う。


私も障害児の母です。
分かってしまって辛い部分もあるんだろうな。

 ごめんなさいね おかあさん
 ごめんなさいね おかあさん
 ぼくが生まれて ごめんなさい
 ぼくを背負う かあさんの
 細いうなじに ぼくはいう
 ぼくさえ 生まれなかったら
 かあさんの しらがもなかったろうね
 大きくなった このぼくを
 背負って歩く 悲しさも
 「かたわな子だね」とふりかえる
 つめたい視線に 泣くことも
 ぼくさえ 生まれなかったら

 ありがとう おかあさん
 ありがとう おかあさん
 おかあさんが いるかぎり
 ぼくは生きていくのです
 脳性マヒを 生きていく
 やさしさこそが 大切で
 悲しさこそが 美しい
 そんな 人の生き方を
 教えてくれた おかあさん
 おかあさん
 あなたがそこに いるかぎり

以前、ワイドショーで取り上げられたこの詩に涙し、復刊されることを知って、ずっと探していた本。
入手しても読めない本があるなんて知りませんでした。
……また涙。だめだ、やっぱり読めないわ。